FXシステムトレードのプログラムはしっかり検証してから使おう

システムトレードは、決められたルールどおりにプログラムが自動売買してくれるとても便利な取引方法です。これをうまく利用すれば、時間やストレスに縛られることなく、効率的に取引を進めることができるようになります。

ただし、プログラムがかならずうまく機能するとはかぎりません。

そのために、システムトレードでは実際にそのストラテジーが有効なのかどうかを、あらかじめ検証しておくことが必要となります。

その検証のことを、バックテストといいます。

バックテストでは、過去の相場で実際にそのストラテジーを動かしてみると、どのような結果になるのか、といったことをシミュレーションで確かめます。

かつては手作業でこのような検証をしていたので、とても時間と費用のかかる作業でした。そのため、個人ではごくかぎられたストラテジーを、ごくかぎられた期間内で検証するしかできなかったのです。

しかし、現在ではツールを利用すれば、数年間分のチャートでもほんの一瞬で済ませてしまうことができます。

そうして長期間に渡って検証をしてみると、現在利益を上げていたストラテジーが、じつは全体で見るとマイナスを弾き出していたというケースも少なくありません。

その場合は、そのプログラムに大きな欠陥があったと考えるべきでしょう。

もちろん、過去の相場で上手くいったからといって、逆に現在でもかならず利益が得られるかというと、そういうわけではありません。それでも、大きなマイナスを出したものを取り除いていけば、より損失を出しにくいストラテジーを選んでいくことができるようになるのです。

そうして選んだストラテジーを次に試すのが、デモトレードです。

デモトレードでは実際に資金を使わなくても、現在の相場で取引をシミュレーションすることができます。これを利用して、実際に通用するかどうかを見きわめてみるのです。たとえバックテストでうまくいっていたものでも、この段階でつまずくことも少なくありません。

このように、何度も検証を繰り返していくことで、ようやく実用に耐えうるより確率の高いシステムを作り上げていくことができるようになるのです。

バックテストのさいには、あまり偏ったトレンドが出ている期間を試すのは避けたほうがよいでしょう。できるだけ、上下のトレンドがバランスよく出ている相場を選ぶようにしましょう。そうしないと、ストラテジー自体も偏ったものが残るようになってしまいます。

また、相場の性格も、時代によって大きく変わってきています。現在の環境により近づけるには、なるべく新しいデータを用いるようにしたほうがよいでしょう。